歯科治療は痛い、怖いというイメージがあるゆえに、治療を躊躇し、しばらく歯科に行けていないという方は少なくありません。 治療に対してネガティブなイメージが先行して、病巣を放置してしまうと症状は悪化する一方です。
そういった方々に、少しでも治療に対して前向きになっていただくためにも、当院では痛みを極力少なくする配慮をしています。 歯科治療において、痛みを完全になくす手段は、全身麻酔しかございませんが、それなりにリスクも伴います。
実際に、全身麻酔を希望される患者様はごく稀であり、大半の方は局所麻酔で治療を進めます。 局所麻酔は、意識を失うことなく、局所に麻酔薬を浸透させます。 麻酔注射を打つ前には、表面麻酔を患部に塗ることで、針が皮膚に入る痛みを軽減させますので、ご安心ください。
前述したように、麻酔注射の前には必ず表面麻酔を効かせることで、注射針が刺さる痛みを緩和させます。
ただし、表面麻酔の効果はあくまで表面のみですので、治療の痛みを軽減させるには麻酔注射が必須です。
表面麻酔だけでなく、麻酔注射の針も極細のものを使用することで、さらに痛みを軽減させます。 当院で使用する針は35ゲージというサイズで、針先はわずか0.23mmほどです。
このサイズの針は、インスリン注射を頻繁に使用する糖尿病の患者さんが、注射の痛みを軽減できるよう開発されたともいわれているほどです。
治療に使用する器具だけでなく、麻酔を打つ歯科医師の技術も痛みを抑えるポイントです。 麻酔注射はただ針を刺すだけではなく、痛みを紛らわせる細かいテクニックがいくつかあります。
もちろん一朝一夕で習得できるものではないので、当院の歯科医師は、日々相互実習を重ねています。
症状や部位によっては麻酔が効きにくい場合があります
残念ながら麻酔注射は、どのような場合でも100%効果を発揮するとは限りません。 例えば、重度の歯周病などによって歯ぐきが強い炎症を起こしている場合は麻酔が効きにくい可能性があります。 炎症を起こして腫れている歯ぐきは酸性に傾いている状態ですが、麻酔液は酸性下では効果が下がってしまいます。
そのため、まずは抗生物質を投与して炎症を抑え、麻酔注射を効きやすくする必要があります。 炎症が治まることで、歯周組織は中性に傾き、麻酔の効果を得られる状態になります。
また、麻酔注射は骨の周りの歯肉に針を刺し、歯肉から顎の骨、歯根、最後に神経の順番で徐々に効いていきます。 そのため、骨が厚い下顎は、上顎よりも厚く、硬いため麻酔が浸透しにくい傾向があります。 特に、奥歯の部分の骨は厚みがあるため、麻酔が効きにくい場合が多いです。
麻酔が効きにくい場合は、麻酔液の量を増やしたり、麻酔を打った後に少し時間を置いてから治療を置くなどの方法で対処します。
「過去に麻酔が効かずに辛い思いをした・・」「麻酔注射の針を刺すのが痛い」など、不安に思うことがあればカウンセリング際にご相談ください。 可能な限り患者様の要望に沿った治療をご提案させていただきます。
歯科で怖い思いをして、治療が苦手になった方は少なくありませんので恥ずかしがらず、お気軽にご相談ください。 当院は患者様の痛みに配慮した治療を心がけ、安心して受診していただけるよう努めてまいります。
歯科恐怖症・歯の治療が怖い・歯医者にトラウマがある方へ
実は歯科治療に対して「痛い」「怖い」と感じられる方は、子どもだけではなく成人でも少なくありません。
そのため治療に対して恐怖心を持ち、なかなか歯科を受診できないという人もいらっしゃいます。
笑気麻酔は、そんな治療に対する恐怖心や緊張を和らげる効果を持つ吸入麻酔です。鼻から笑気ガスという副作用もほとんどないガスを吸入することで多幸感を得られ、リラックした状態で治療を受けることができます。
実際の痛みは局所麻酔をしっかり効かせることで消失させます。意識がなくなるような麻酔ではなく、歯科医師とのコミュニケーションも可能で、歯科治療の痛みが苦手な人でも、難なく治療が受けられるようになることが多い麻酔です。
※笑気麻酔の効果には個人差が大きく、中には笑気麻酔を受けても恐怖心を拭いきれない人もいます。
※笑気麻酔は痛みを感じにくくする効果はあっても、痛みを抑える効果はありません。治療時の痛みを消失するためには局所麻酔が必要です。
笑気ガスは「亜酸化窒素」という気体で、吸入すると顔の筋肉が痙攣することで、笑っているように見えることから「笑気ガス」と呼ばれているます。
亜酸化窒素には適度な鎮静効果があり、鼻から吸入すると5分程度で効果が現れます。
吸入を止めると速やかに鎮静作用が弱まり、数分後には身体からガスが抜けて覚醒します。覚醒後は身体が正常に動くので、日常生活に戻ることができ、車の運転も可能です。
笑気ガスを吸引すると、鎮静作用によって多幸感を得られ、不安が和らぎます。効果の感じ方は個人差がありますが、ぼんやりと体がふわふわするような状態になったり、ほろ酔い感覚になるという人もいます。眠りに落ちてしまうほどではありませんが、うとうとしてしまう場合もあります。
歯科治療が怖い方は、診療台に座ると緊張して身体が強張ってしまいますが、笑気麻酔の鎮静効果によってリラックスした状態で治療が受けられます。
笑気麻酔の効果ににより、ぼんやりとした状態で身体は鎮静作用でリラックスしているため、恐怖心や緊張を感じることなく歯科治療を受けることができます。
笑気ガス(亜酸化窒素)は単体で吸入すると窒息の恐れもありますが、歯科治療で使用する笑気麻酔は笑気ガス30%、酸素を70%と混ぜて吸入するため極めて安全性の高い鎮静麻酔と言えます。
呼吸器や循環器にほとんど影響を与えることがないため、肺や心臓に障害を持っている方でも使用が可能です。
また、通常薬剤は肝臓にて分解されるため、肝臓に負担をかけるお薬も多いですが、笑気ガスはほとんど体内で分解されません。
副作用はほとんどありませんが、稀に軽微な吐き気やめまいを感じる人はいらっしゃいます。
鼻に専用のマスクを装着し、徐々に笑気濃度を上げていきます。効果が現れるまで数分間待ちます。
笑気麻酔を吸入しながら、リラックスした状態で治療を進めます。治療時の痛みは局所麻酔にて消失させます。
治療終了とともに笑気ガスの吸入を止め、酸素を吸入します。ガスは速やかに排出されて効果は消失し、5〜10分後にはご帰宅いただけます。
「虫歯があるけど、歯医者が怖くて治療ができない」「インプラントに興味はあるけど少し怖い」など、歯科や歯科治療が怖くて受診できないという方はたくさんいらっしゃいます。
しかし、実はそんな方でも歯科治療を受けられる方法は、いくつもあります。笑気麻酔は、その中で一番手軽で選びやすい鎮静麻酔です。
ただし、体質やあまりに恐怖心が強い方においては、笑気麻酔では対応出来ない場合もあります。そんな場合でも、笑気麻酔がだめなら静脈内鎮静麻酔という半分眠ったかのような状態にする麻酔もあり、それでもだめなら全身麻酔(大学病院等での治療)という方法もあります。
歯の疾患は放って置くと悪化する一方です。歯科治療が怖いと言う方も、きっと治療が可能になる方法があると思います。まずは相談にお越しください。
種類 | 説明 | 料金 |
---|---|---|
笑気麻酔 | 亜酸化窒素というガスを鼻から吸入することで恐怖心や緊張を抑え、リラックスした状態で治療を行います。 | 30分5,000円 (税込5,500円) ※別途治療費 |
曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
診療開始 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 |
診療終了 | 18:30 | 18:30 | 13:00 | 18:30 | 18:30 | 17:00 |
診療情報
休診日:日曜・祝日
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
|
休診日
日曜・祝日診療
13時迄
他のエリアでもアップル歯科の治療を受けられます