むし歯は別名、カリエスもしくはう蝕とも言われており、お口の中に住み着いているむし歯菌が出す酸によって、歯が溶かされてしまう歯の病気です。むし歯菌は、人から人へ感染することが多く、主に幼少期に養育者の方が口をつけた食器類を共有することで感染してしまいます。
むし歯菌は飲食物に含まれる糖質をエサにして繁殖します。むし歯菌が増えるということは、当然むし歯リスクは高まります。
むし歯の初期段階であれば歯の表面を少し溶かす程度で、再石灰化という歯のはたらきにより、修復することができますが、再石灰化が追いつかないほど重度まで進行し、歯の根っこまでむし歯菌が達してしまうと、歯の神経や血管を腐らせてしまい、抜歯せざるをえないこともあります。
初期のむし歯は、痛みの自覚症状が少ない上に、見た目だけではわからないことも多いので、歯科で定期的にメインテナンスすることがとても重要になります。
実は、むし歯菌に感染するだけではむし歯は発症しません。「糖質」を多く摂取し、「むし歯菌」の数が多く、「歯の質」が弱い状態が長く続くことで、むし歯が発症し、進行してしまうのです。
飲食物に含まれる糖質は、むし歯菌のエサになります。糖質はお菓子やジュースだけに限らず、パンやご飯などにも含まれております。 糖質は私達のエネルギー源となる栄養素なので欠かすことはできませんが、過度な摂取にはご注意ください。
口の中には500〜700種類、少ない方でも1000億個以上の細菌が生息しているといわれています。むし歯は日本人の約9割以上の口内にいるとも言われているため、発症の有無に関わらず大半の方が感染しています。
歯の質が強いと、むし歯菌が出す酸に溶けにくいです。先天的に歯の質が弱い方でも、フッ素を塗布することで歯質を強くすることができます。また、歯の原料となるカルシウム、再石灰化を促すリンなど、丈夫な歯を作る栄養素はたくさんあります。
基本的にむし歯治療は、汚染された部分を除去して人工物で補う治療です。天然歯は、抜歯の場合はもちろん、削ってしまうと二度と元に戻ることはありません。また、歯は治療で削るたびに弱くなってしまい、寿命を短くすることにつながります。
そのため、当院では、出来る限り健康な歯を残すことを念頭に置き、削る量は最小限に抑える治療を行っています。
患者様がご自身の歯を長く使い続け、食事や会話を楽しんでいただけるよう精一杯サポートさせていただきます。
小さいむし歯の場合、治療で削った部分を、樹脂や金属、セラミック等で補う治療です。詰め物をすることで、患部を細菌の侵入を防ぎます。
歯の根っこにまでむし歯が達している場合、菌に侵された神経を除去し、根管内を清掃した後に、金属もしくはセラミック等の被せ物をします。
歯肉縁下までむし歯菌に侵されている場合、抜歯となるリスクが高いです。歯を抜かなければ、歯の周囲に感染が広まるだけでなく、身体の健康にまで影響を及ぼす可能性があります。
表面麻酔とは、麻酔注射の痛みを緩和させるための麻酔です。歯ではなく歯肉に麻酔薬を塗ることで、注射針が歯肉に入る際の痛みを軽減させます。
麻酔注射の際は、非常に細い注射針を使用します。具体的には35ゲージというサイズで0.23mmの針で、「ほとんど痛みを感じなかった」という方や、「チクッとしただけで痛くはなかった」という患者様もおられるほどです。
麻酔注射の打ち方にも技術は求められます。アップル歯科に在籍する全ての歯科医師は相互実習を繰り返し、痛みを軽減できるよう研鑽しています。
むし歯は進行し、重症化するほど歯を削る量が増え、歯を失うリスクが高まるため、早期発見、早期治療に努めなくてはなりません。
しかし、それ以上に大切なことはむし歯を未然に防ぐことです。
むし歯治療は、前述したように、虫歯菌に侵された部分を削る必要があるため、歯質はどんどん弱くなり、歯の寿命に影響します。
そのため歯を守るためには治療よりも、予防が大事になります。そのためには日頃の歯磨きはもちろん、歯科での定期的なメインテナンスも欠かせません。
3つのむし歯予防対策
歯に付着した食べかすと歯垢を、歯磨きで除去しましょう。また、歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシも併用することで、汚れの除去率を高めることができます。
歯磨き粉などに含まれるフッ素は歯を強くし、むし歯菌の活動を抑制する作用があります。また、歯科でも高濃度のフッ素塗布を行っており、3ヶ月に1度くらいを目安に継続していただけると効果が持続します。
どれだけ入念に歯を磨いている方であっても、完璧に汚れを除去てきていないケースはとても多いです。また、磨き残した歯垢が放置されたまま歯石となってしまうと、歯磨きでは除去が難しいため、歯科で歯のクリーニングを受ける必要があります。磨き残しや、歯石の付着をチェックするためにも歯科でのメインテナンスを推奨します。
曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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診療開始 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 |
診療終了 | 18:30 | 18:30 | 13:00 | 18:30 | 18:30 | 17:00 |
診療情報
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