口を開いたり顎を動かすと痛みがある・口を大きく開けられない・口の開閉で音が鳴るというような症状がある場合、顎関節症の可能性があります。
顎に限らず、身体を動かす事で鳴る音は珍しくありませんが、顎の関節は耳のすぐ近くにあるため、頻繁に鳴ると気になる方も多いと思います。
女性が発症しやすい症状で、10代〜50代まで年齢を問わず発症する事があります。
顎の使い過ぎによる筋肉痛などで、開口時痛を引き起こします。
顎の筋肉の異常などによって口が開きにくくなる場合があります。
カクカク・コキコキと鳴ったりする関節雑音という症状です。顎の関節は耳の前方にあり、そこに手を当てながら口を開けると関節が動いているのがよくわかるかと思います。
上記の3つの症状のうち、どれか一つでも当てはまり、顎関節症以外で似た症状が出る病気ではない時に「顎関節症」と診断されます。
顎関節症には位Ⅰ〜Ⅳ型でタイプが別れており、タイプに応じた治療法があります。
口を開け閉めする時に使う筋肉(咬筋・側頭筋)が使い過ぎなどにより痛んでいる状態です。顎を安静にする必要があります。
大きく口を開け過ぎたり、硬いものを無理に噛んでしまった時に、顎関節の関節靭帯が損傷し耳の近くが痛む状態です。
顎関節にある顎関節円板が正常に働かず、クッションとしての役割が保てなくなり、雑音がしたり口が開けにくくなる状態です。
I〜Ⅲ型の症状が長く続くことで顎の骨が変形してしまい、雑音や痛みが出ている状態です。
顎から音が鳴るだけでも気になってしまいますが、音を消すためには外科手術を必要とする場合が多く、現在では症状が音のみの時は治療をしないというのが一般的です。
痛みが出ていない場合であれば、顎に負担がかからないように安静にしていただくことと、経過観察によって症状を見きわめていきます。
顎関節症の相談で来られる患者様の中には、顎関節症になる原因はひとつだけではなく、様々な要因が重なって引き起こるものとされます。ですので、歯列矯正や咬み合わせの調整をしたとしても必ず治るわけではなく悪化する場合もあります。
顎関節症のようなお悩みを持って来院された場合は、他に症状の原因が無いことを明確にする除外診断をしたうえで、他に症状が無い場合に顎関節症と診断します。(※1)
※1)顎関節症の原因は不明ですので、咬み合わせが悪いとか、体のバランスに問題があるとか、いかにも原因治療としている宣伝に安易に惑わされないことを勧めます。しかし、関節の位置などが咬み合わせによって変化するため、診断・治療には、咬み合わせがよくわかっている必要があることは間違いがありません。
歯科医院で行われる顎関節症を安定させる方法の一つにスプリントによる治療があります。就寝前(力が強い方は昼間も着用できます)にスプリントを装着することで歯ぎしりや食いしばりの力が顎に伝わるのを抑えて、症状の安定を計ります。
少しずつ咬み合わせをより良い位置に誘導することによって、咬み合わせの調和を目指します。ただ、全ての顎関節症の症状の改善ができるわけではありません。(※2)
こちらもあくまで咬み合わせを調整するための補助にすぎませんので、症状が治らない場合はより詳しく顎関節円板や筋肉を検査する必要があります。
※2)スプリント療法を2週間以上行った症例を対象に治療終了時または中止時にその治療効果を判定した全歯列接触型スプリントの治療効果は著効11例,有効41例,やや有効9例,無効27例となり,やや有効以上は89例中61例で奏効率68.5%であった。
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