叢生
ガタガタ歯並び
目立たない、痛みが少ない子どもの矯正
近年、歯列矯正の多くは「マウスピース型矯正装置」という、ほぼ透明の目立たない矯正装置が主流となりはじめてきています。
これまでの一般的な矯正装置は、マルチブラケットという小さな装置を歯に貼り付け、ワイヤーを通して矯正力をかけ、歯を動かしていました。
しかし、このマルチブラケットやワイヤーはどうしても目立ってしまったり、痛みが強い、トラブルが多いことなどから、敬遠される方もたくさんいました。
ところが、ほぼ透明のマウスピース矯正は着けていることがわからないほど目立たず、歯を動かす痛みも抑えられることから、成人矯正から広がりを見せ、現在では小児矯正でも多くのお子様が利用されています。
普通の小児矯正とどこが違うの?
通常、子どもの矯正は「 咬合育形成」といって、顎の骨を広げて、歯が並ぶスペースを作ることを主として「拡大床」というプレートを用いて行います。
成人矯正からはじまったマウスピース矯正装置は、主に歯を動かすことに特化した矯正装置でした。しかし、このインビザライン・ファーストは、そんなマウスピース矯正装置の中でも、顎の発達と歯並びの問題を同時に行える装置として開発されました。
小児矯正は一般的に、顎の成長を促す「Ⅰ期矯正」と、歯をキレイに並べる「Ⅱ期矯正」に分けて行うことが多いですが、インビザライン・ファーストは、これらを同時に行います。もちろん、インビザライン・ファーストを使用しても、Ⅱ期矯正が必要になることもありますが、従来の拡大床をはじめとする咬合育形成に比べて、Ⅱ期矯正が必要になっても早期の治療終了や非抜歯矯正が期待できます。
費用は?普通の小児矯正より高い?
インビザライン・ファーストの費用
一般的な咬合育形成の費用
小児矯正は、成人矯正より治療期間を要する(3〜5年程度)ことも多くあります。そのため、もし3年間、年間10回の調整料が必要になった場合、トータル16万5,000円(5,500円×10回×3年)の調整費が必要になるため、総額ではインビザライン・ファーストの方が治療費を抑えられるケースが多くなります。
どんな歯並びを治療できるの?
ガタガタ歯並び
出っ歯・前歯が出ている
受け口、下顎が出ている
ポカン口、前歯が閉じない
すきっ歯、歯に隙間が多い
咬み合わせが深い
インビザライン・ファースト矯正について
インビザライン・ファーストは、ほぼ透明のプラスチック製の矯正装置で、言わなければ矯正装置を着けていることを気づかれないことも多々あります。
成人用のインビザライン矯正は、コロナ禍以降ぐらいから日本でも大幅に使用者が増え、多くの芸能人や有名人も装着しています。
しかし、多くの人がテレビなどでその姿を目にしているのにもかかわらず、その存在(インビザライン矯正)に気づくことはありません。インビザラインはそれほど目立たない装置ということです。
矯正装置は、歯に矯正力をかけて歯根膜という歯の根のクッション剤の役割を果たす組織を、少しずつ伸ばしたり縮めたりすることで歯を動かします。
インビザライン・ファーストも、この原理こそ変わらないものの、ワイヤーなどで引っ張るのではなく、マウスピースに作った小さなズレを利用して歯を動かします。
そのため、ワイヤー矯正や拡大床に比べてお子様が感じる痛みが小さく、また装置は歯にフィットするため違和感も大きくありません。
従来のワイヤー矯正や拡大床は、歯を動かすために金属のワイヤーやフレームを使用するものがほとんどです。
そしてその金属は、咬合力や装着時の圧力によって壊れたり、切れたりすることで、歯茎などの粘膜に刺さり、口腔内に傷ができたり口内炎ができやすくなることもあります。
しかし、インビザライン・ファーストは金属を使いません。
そのため、大切なお子様のお口が、矯正装置によって傷つくリスクを抑えることがでいます。
ワイヤー矯正や拡大床は、頻繁とまではいかなくとも、矯正中に何度かは装置の破損や、お口の粘膜に刺さったり沈み込むなどのトラブルが起こることがあります。
しかし、インビザライン・ファーストは1〜2週間ごとに次の装置へ切り替えていく矯正のため、装置が使用中に壊れるということはほとんどありません。
つまり、治療中に装置が壊れて痛みを覚えて急患で通院したり、装置の修理に歯科医院へ訪れなければならないというようなトラブルも極めて少なく、親御さんにとっても嬉しい矯正装置と言えます。
小児矯正の場合、拡大床という顎を広げる装置は、マウスピースではないものの「可撤式矯正装置」という取り外し式の装置です。
たた、咬合育成性は拡大床だけでなく、リンガルアーチ(歯の裏に装着するワイヤー)やクワドヘリックスやバイヘリックスという、特殊な歯の動きが必要な場合に取り外しができない「固定式矯正装置」を使用することがあります。
固定式の装置は自身で取外すことができないため、挟まりやすいものやキャラメル・ソフトキャンディなどのようなくっつきやすいものは、摂取を控えて頂く必要があります。
インビザライン・ファーストは可撤式(取り外し可)のため、装置さえ取り外してしまえば、何を口にしていただいても構いません。ただし、摂取後はしっかり歯を磨いてから装着する必要はあります。
矯正装置は、歯に矯正力をかけて歯根膜という歯の根のクッション剤の役割を果たす組織を、少しずつ伸ばしたり縮めたりすることで歯を動かします。
インビザライン・ファーストも、この原理こそ変わらないものの、ワイヤーなどで引っ張るのではなく、マウスピースに作った小さなズレを利用して歯を動かします。
これに対してインビザライン・ファーストは、治療計画によって治療開始からの最後に歯が並ぶまでの装置が作られますので、調整の必要はありません。歯医者にお越し頂くのは、歯の動きを確認したり、次の装置にいくためのアタッチメント(歯につけるポッチ)を着けるときなど、通院回数を減らすことができます。また、治療期間も短く1年〜1.5年と、一般的な小児矯正(1年〜3年)比べ短いのも魅力です。
これはお子様にとっても送迎する親御さんにとっても、嬉しいメリットと言えるでしょう。
11歳ごろから始めたインビザライン・ファーストの症例です。叢生・交叉咬合・開咬など複数の不正咬合を伴った咬み合わせの治療例です。
Before
After
治療の内容 | インビザライン・ファースト |
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期間・回数 | 2年・16回(追加アライナー使用期間含む) |
費用 | 自由診療:インビザライン・ファースト 660,000円(税込)
※費用は当時の治療費によるものです(2024年11月料金改訂後の費用の場合550,000円) |
リスク・副作用 |
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インビザライン・ファースト矯正をご希望の方
まずは相談。3Dシュミレーションで確認してから開始。
まずは検査とiTeroを使ったシミュレーションを行い、検査で撮影した資料を基に治療計画を検討します。
シミュレーションや治療計画を見ながらインビザライン・ファーストでの治療の可否や選択肢を相談します。
治療が決まればクリンチェック(最終の治療計画)を作成し、確認が取れればアライナーが作製されます。
インビザライン・ファーストの治療期間は最大18ヶ月です。治療が終われば、歯の後戻りを防ぐ保定を行います。
「矯正相談」を選び、ご要望欄に「無料相談希望」とご入力下さい。
インビザラインファーストは、1日22時間の装着が必要な装置です。つまり、食事や歯磨きのとき以外は、ほぼすべての時間を装着して過ごして頂く必要があります。
とはいえ、取り外しが出来ない装置と比べたら、例え数時間でも取り外すことができるというのは、大きなメリットです。
ただし、お子様は矯正治療の大切や、装置の重要度を理解できない場合もあります。そのため、マウスピースを着ける時間は、親御さんにご協力をいただく必要があります。
インビザライン・ファーストは歯全体を覆う矯正装置です。そして一度装着すると、次の食事や歯磨き時まで、数時間から十数時間取り外さないこともあります。
そのため、もしそこにプラークが多く残っていると、唾液による洗浄効果や細菌の抑制効果を得ることができす、虫歯になるリスクが高くなります。
ですから、インビザライン・ファーストを始めたら、これまで以上に歯磨きをしっかり行う必要があります。
ただし、子どもというのはどうしてもまだ歯磨きが上手でなかったり、しっかり磨けないお子様もいることから、例え高学年であっても親御さんの仕上げ磨きが必要となります。
インビザライン・ファーストは、最初のクリンチェック(治療計画)に基づき、治療開始から治療終了までの歯の動きが計算されたアライナー(マウスピース型矯正装置)が作られます。
お子様には、このアライナーを1〜2週間ごとに次のステップへとアライナーを交換していってもらいます。
ただしその中で、装着時間が足りなかったり、予想に反した歯の動きがあった場合など、アライナーが途中で合わなくなる場合があります。
その場合はお手数ですが、お早めにご連絡の上、医院の方にお越し頂く必要があります。
子どもの矯正は、お子様自身の意志というより、親御さんが主導で矯正治療を始めることがほとんどです。
そのためお子様は、「なぜ歯の矯正が必要か」、「なぜマウスピースを着ける必要があるのか」を理解していない場合も多々あります。
また、矯正治療の価値やその費用の大きさも理解をしていない場合がほとんどです。ですから、「着けていなくてもバレない」と考えたり「きちんと装置がはまっていなくてもわからない」場合もあります。
しかしそれが原因で、途中でアライナーが合わなくなったり、矯正治療自体がうまくいかなくなることもあれば、歯がちゃんと磨けていなくて虫歯になってしまうこともあります。
ですから、インビザライン・ファーストに限らず、子どもの矯正を始める場合は、装置をちゃんとつけたり、歯磨きの仕上げやチェックなど、お子様だけでなく保護者のご協力が歯並び矯正成功の鍵となります。
小児のマウスピース矯正
一般的な小児矯正
インビザラインについてのご注意
曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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診療開始 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 |
診療終了 | 18:30 | 18:30 | 13:00 | 18:30 | 18:30 | 17:00 |
診療情報
休診日:日曜・祝日
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||||||||||||||
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休診日
日曜・祝日診療
13時迄
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