お子様のマウスピース矯正

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子どものマウスピース矯正

目立たない、痛みが少ない子どもの矯正

インビザライン・ファースト

近年、歯列矯正の多くは「マウスピース型矯正装置」という、ほぼ透明の目立たない矯正装置が主流となりはじめてきています。

これまでの一般的な矯正装置は、マルチブラケットという小さな装置を歯に貼り付け、ワイヤーを通して矯正力をかけ、歯を動かしていました。

しかし、このマルチブラケットやワイヤーはどうしても目立ってしまったり、痛みが強い、トラブルが多いことなどから、敬遠される方もたくさんいました。

ところが、ほぼ透明のマウスピース矯正は着けていることがわからないほど目立たず、歯を動かす痛みも抑えられることから、成人矯正から広がりを見せ、現在では小児矯正でも多くのお子様が利用されています。

アライナーの脱着シーン
インビザラインの写真

普通の小児矯正とどこが違うの?

一般的な小児矯正との違い

通常、子どもの矯正は「 咬合育形成」といって、顎の骨を広げて、歯が並ぶスペースを作ることを主として「拡大床」というプレートを用いて行います。

成人矯正からはじまったマウスピース矯正装置は、主に歯を動かすことに特化した矯正装置でした。しかし、このインビザライン・ファーストは、そんなマウスピース矯正装置の中でも、顎の発達と歯並びの問題を同時に行える装置として開発されました。

小児矯正は一般的に、顎の成長を促す「Ⅰ期矯正」と、歯をキレイに並べる「Ⅱ期矯正」に分けて行うことが多いですが、インビザライン・ファーストは、これらを同時に行います。もちろん、インビザライン・ファーストを使用しても、Ⅱ期矯正が必要になることもありますが、従来の拡大床をはじめとする咬合育形成に比べて、Ⅱ期矯正が必要になっても早期の治療終了や非抜歯矯正が期待できます。

拡大装置を持った少女
インビザラインファーストを持った少女

費用は?普通の小児矯正より高い?

費用について

インビザライン・ファーストの費用

  • 50万円(税込550,000円)
  • ※歯の移動が難しい特殊な咬み合わせの場合、3万〜10万円(税込33,000〜110,000円)の難加算が必要になることがあります。
  • ※インビザライン・ファーストは調整料込のトータルフィーです

一般的な咬合育形成の費用

  • 40万円(税込440,000〜550,000円)。
  • ※難易度によって最大10万円(税込110,000円)の難加算が必要になることがあります
  • ※別途1〜2ヶ月に1回の調整日に、調整料として5,000円(税込5,500円)が必要となります。す
インビザラインファースト
小児矯正拡大症

小児矯正は、成人矯正より治療期間を要する(3〜5年程度)ことも多くあります。そのため、もし3年間、年間10回の調整料が必要になった場合、トータル16万5,000円(5,500円×10回×3年)の調整費が必要になるため、総額ではインビザライン・ファーストの方が治療費を抑えられるケースが多くなります。

どんな歯並びを治療できるの?

こんな歯並びのお子様に

叢生のイラスト

叢生

ガタガタ歯並び

上顎前突のイラスト

上顎前突

出っ歯・前歯が出ている

下顎前突のイラスト

下顎前突

受け口、下顎が出ている

開咬前突のイラスト

開咬

ポカン口、前歯が閉じない

空隙歯列のイラスト

空隙歯列

すきっ歯、歯に隙間が多い

過蓋咬合のイラスト

過蓋咬合

咬み合わせが深い

インビザライン・ファースト矯正について

インビザライン・ファーストの特徴

矯正装置が目立たない

インビザライン・ファーストは、ほぼ透明のプラスチック製の矯正装置で、言わなければ矯正装置を着けていることを気づかれないことも多々あります。

成人用のインビザライン矯正は、コロナ禍以降ぐらいから日本でも大幅に使用者が増え、多くの芸能人や有名人も装着しています。

しかし、多くの人がテレビなどでその姿を目にしているのにもかかわらず、その存在(インビザライン矯正)に気づくことはありません。インビザラインはそれほど目立たない装置ということです。

口腔内にセットしたインビザライン

痛みや違和感が少ない

矯正装置は、歯に矯正力をかけて歯根膜という歯の根のクッション剤の役割を果たす組織を、少しずつ伸ばしたり縮めたりすることで歯を動かします。

インビザライン・ファーストも、この原理こそ変わらないものの、ワイヤーなどで引っ張るのではなく、マウスピースに作った小さなズレを利用して歯を動かします。

そのため、ワイヤー矯正や拡大床に比べてお子様が感じる痛みが小さく、また装置は歯にフィットするため違和感も大きくありません。

アライナーの脱着シーン

お子様のお口を傷つけにくい

従来のワイヤー矯正や拡大床は、歯を動かすために金属のワイヤーやフレームを使用するものがほとんどです。

そしてその金属は、咬合力や装着時の圧力によって壊れたり、切れたりすることで、歯茎などの粘膜に刺さり、口腔内に傷ができたり口内炎ができやすくなることもあります。

しかし、インビザライン・ファーストは金属を使いません。

そのため、大切なお子様のお口が、矯正装置によって傷つくリスクを抑えることがでいます。

拡大症をした小児患者

治療時のトラブルが少ない

ワイヤー矯正や拡大床は、頻繁とまではいかなくとも、矯正中に何度かは装置の破損や、お口の粘膜に刺さったり沈み込むなどのトラブルが起こることがあります。

しかし、インビザライン・ファーストは1〜2週間ごとに次の装置へ切り替えていく矯正のため、装置が使用中に壊れるということはほとんどありません。

つまり、治療中に装置が壊れて痛みを覚えて急患で通院したり、装置の修理に歯科医院へ訪れなければならないというようなトラブルも極めて少なく、親御さんにとっても嬉しい矯正装置と言えます。

矯正の調整シーン

食事の制限が必要ない

小児矯正の場合、拡大床という顎を広げる装置は、マウスピースではないものの「可撤式矯正装置」という取り外し式の装置です。

たた、咬合育成性は拡大床だけでなく、リンガルアーチ(歯の裏に装着するワイヤー)やクワドヘリックスやバイヘリックスという、特殊な歯の動きが必要な場合に取り外しができない「固定式矯正装置」を使用することがあります。

固定式の装置は自身で取外すことができないため、挟まりやすいものやキャラメル・ソフトキャンディなどのようなくっつきやすいものは、摂取を控えて頂く必要があります。

インビザライン・ファーストは可撤式(取り外し可)のため、装置さえ取り外してしまえば、何を口にしていただいても構いません。ただし、摂取後はしっかり歯を磨いてから装着する必要はあります。

親子の食事

通院回数が少ない

矯正装置は、歯に矯正力をかけて歯根膜という歯の根のクッション剤の役割を果たす組織を、少しずつ伸ばしたり縮めたりすることで歯を動かします。

インビザライン・ファーストも、この原理こそ変わらないものの、ワイヤーなどで引っ張るのではなく、マウスピースに作った小さなズレを利用して歯を動かします。

これに対してインビザライン・ファーストは、治療計画によって治療開始からの最後に歯が並ぶまでの装置が作られますので、調整の必要はありません。歯医者にお越し頂くのは、歯の動きを確認したり、次の装置にいくためのアタッチメント(歯につけるポッチ)を着けるときなど、通院回数を減らすことができます。また、治療期間も短く1年〜1.5年と、一般的な小児矯正(1年〜3年)比べ短いのも魅力です。

これはお子様にとっても送迎する親御さんにとっても、嬉しいメリットと言えるでしょう。

アライナーの脱着シーン

インビザライン・ファーストの症例

11歳ごろから始めたインビザライン・ファーストの症例です。叢生・交叉咬合・開咬など複数の不正咬合を伴った咬み合わせの治療例です。

Before

治療前

After

治療後
治療の内容 インビザライン・ファースト
期間・回数 2年・16回(追加アライナー使用期間含む)
費用 自由診療:インビザライン・ファースト 660,000円(税込)
※費用は当時の治療費によるものです(2024年11月料金改訂後の費用の場合550,000円)
リスク・副作用
  • 1日当りの所定の製品装着時間が守られない場合、製品が担当医師の指示通りに使用されない場合、アポイントメントが守られない場合、および/もしくは特殊な形状の歯が存在する場合については、望まれる治療結果の実現性に影響を与える場合があります。
  • 次のステージのアライナーに交換した後に、歯の圧痛を経験する場合があります。
  • 歯肉、頬及び唇に、製品による擦り傷または痛みが生じる場合があります。
  • 製品は一時的に発音に影響を与える場合があり、結果として舌のもつれを生ずる場合がありますが、製品に関連した発話障害は、通常1週間から2週間以内で軽減します。
  • 歯の移動を可能とするための空隙を創り出すため、歯の削合が必要となる場合があります。
  • 長期間にわたって重なっていた歯は、歯間接触下部の歯肉組織が失われている場合があり、歯列矯正を行うことで、「ブラックトライアングル」が発生する可能性があります。
  • 稀に、歯の寿命を縮める場合があり、歯内治療および/もしくは追加的な補綴修復処置等の追加的な歯科治療が必要となる可能性、および、歯が失われる可能性があります。 また、過去に歯の損傷があった場合、または大規模な補綴修復処置がなされていた場合、さらに悪化する可能性があります。
  • 稀に、顎関節に問題が生じる場合があり、それによって関節痛、頭痛または耳の障害が生じる場合があります。
  • 成長に伴い、成人矯正が必要になる場合があります。

インビザライン・ファースト矯正をご希望の方

インビザライン・ファーストの流れ

まずは相談。3Dシュミレーションで確認してから開始。

  • 01

    相談・シミュレーション

    まずは検査とiTeroを使ったシミュレーションを行い、検査で撮影した資料を基に治療計画を検討します。

  • 02

    カウンセリング

    シミュレーションや治療計画を見ながらインビザライン・ファーストでの治療の可否や選択肢を相談します。

  • 03

    矯正スタート

    治療が決まればクリンチェック(最終の治療計画)を作成し、確認が取れればアライナーが作製されます。

  • 04

    矯正終了・保定

    インビザライン・ファーストの治療期間は最大18ヶ月です。治療が終われば、歯の後戻りを防ぐ保定を行います。

「矯正相談」を選び、ご要望欄に「無料相談希望」とご入力下さい。

お電話で予約→072-856-5088

インビザライン矯正の注意点

毎日、食事時以外は装着してください

インビザラインファーストは、1日22時間の装着が必要な装置です。つまり、食事や歯磨きのとき以外は、ほぼすべての時間を装着して過ごして頂く必要があります。

とはいえ、取り外しが出来ない装置と比べたら、例え数時間でも取り外すことができるというのは、大きなメリットです。

ただし、お子様は矯正治療の大切や、装置の重要度を理解できない場合もあります。そのため、マウスピースを着ける時間は、親御さんにご協力をいただく必要があります。

インビザラインを装着した歯

歯磨きは丁寧に、保護者が確認

インビザライン・ファーストは歯全体を覆う矯正装置です。そして一度装着すると、次の食事や歯磨き時まで、数時間から十数時間取り外さないこともあります。

そのため、もしそこにプラークが多く残っていると、唾液による洗浄効果や細菌の抑制効果を得ることができす、虫歯になるリスクが高くなります。

ですから、インビザライン・ファーストを始めたら、これまで以上に歯磨きをしっかり行う必要があります。

ただし、子どもというのはどうしてもまだ歯磨きが上手でなかったり、しっかり磨けないお子様もいることから、例え高学年であっても親御さんの仕上げ磨きが必要となります。

歯磨きをする子供

装置が合わなくなったら

インビザライン・ファーストは、最初のクリンチェック(治療計画)に基づき、治療開始から治療終了までの歯の動きが計算されたアライナー(マウスピース型矯正装置)が作られます。

お子様には、このアライナーを1〜2週間ごとに次のステップへとアライナーを交換していってもらいます。

ただしその中で、装着時間が足りなかったり、予想に反した歯の動きがあった場合など、アライナーが途中で合わなくなる場合があります。

その場合はお手数ですが、お早めにご連絡の上、医院の方にお越し頂く必要があります。

口腔内を診てもらう小児患者

保護者のご協力が必要です

子どもの矯正は、お子様自身の意志というより、親御さんが主導で矯正治療を始めることがほとんどです。

そのためお子様は、「なぜ歯の矯正が必要か」、「なぜマウスピースを着ける必要があるのか」を理解していない場合も多々あります。

また、矯正治療の価値やその費用の大きさも理解をしていない場合がほとんどです。ですから、「着けていなくてもバレない」と考えたり「きちんと装置がはまっていなくてもわからない」場合もあります。

しかしそれが原因で、途中でアライナーが合わなくなったり、矯正治療自体がうまくいかなくなることもあれば、歯がちゃんと磨けていなくて虫歯になってしまうこともあります。

ですから、インビザライン・ファーストに限らず、子どもの矯正を始める場合は、装置をちゃんとつけたり、歯磨きの仕上げやチェックなど、お子様だけでなく保護者のご協力が歯並び矯正成功の鍵となります。

矯正装置の女性

インビザライン・ファーストのよくある質問

Q.どんな子どもでもインビザライン・ファーストで矯正できますか?
A.インビザライン・ファーストの適応症例はかなり広い範囲でありますが、どうしてもできない症例もあります。例えば埋まった永久歯を出す治療や、大きな捻転を戻す必要がある治療などです。そのため、お子様の矯正をマウスピース矯正でできるかどうかは、検査の上での判断ということになります。
Q.装着を忘れた場合はどうなるの?
A.インビザライン・ファーストは1日20~22時間の装着が必要な装置です。装着を忘れたり装着をしなかったりすると、歯が予定通りに動かなくなったり、最悪の場合は次のステップのアライナーが歯に入らなくなることもあります。装置は作り直すことも可能ですが、その分治療期間は伸びてしまいます。
Q.大人になってから再矯正は必要ですか?
A.インビザライン・ファーストで矯正しても、成人後に再矯正が必要になる可能性はあります。これはどんな矯正治療でも同じですが、成人矯正された方でも数年後に後戻りによって再矯正が必要になる場合もあります。
インビザライン・ファーストは再矯正が必要になったとしても、抜歯矯正になる可能性が低く、治療期間も短くなると言われています。ただし、インビザライン自体が新しい治療法のため、それがエビデンスとして確立されたものではなく、再矯正が必要かどうかは、個人差によるところも大きいと言えます。
Q.何歳から始めれば良いの?
A.開始時期は概ね6歳から11歳で、第一大臼歯(前から6番目の永久歯)と前歯2本が生え揃った頃がはじめどきです。矯正開始時期を逃さないためには、定期的に予防歯科に通って、虫歯を予防しながら歯並びの状態を確認していくのが良いでしょう。
Q.小児矯正はした方が良いの?
A.小児矯正は、歯医者の中でも「した方が良い」という人もいれば「しない方が良い」という人もいます。これには様々な理由がそれぞれありますが、アップル歯科としては、歯並びが悪いすべてのお子様が小児矯正をするべきだとは考えておらず、「した方が良い」人はいるという考えを持っています。というのも、子どものうちに矯正することで、将来的に再矯正が必要になっても抜歯のリスクを下げられる場合や、小児矯正をしなければ生えてこない確立が高い歯がある場合などは、小児矯正をした方がお子様にとってのメリットが大きいからです。小児矯正をするべきかどうかでお悩みでしたら、お気軽にご相談ください。
Q.その他に費用がかかることはありますか?
A.基本的に、インビザライン・ファーストを始めてからの費用はかかりません。ただし、始める前に矯正医との専門カウンセリングを行った場合は2,200円(税込)が必要になったり、抜歯が必要な場合は1歯4,400円(税込)が必要になることがあります。また、矯正中は定期的に歯のクリーニングが必要になりますが、この費用は矯正とは別途になります。

小児矯正の費用比較

小児のマウスピース矯正

インビザライン・ファースト

  • 500,000円
  • 税込550,000円
  • 調整料込(トータルフィー)
  • 難症例の場合30,000〜100,000円の加算有り

一般的な小児矯正

咬合育形成

  • 400,000円
  • 税込440,000円
  • 別途調整料(1回5,500円※税込)
  • 難症例の場合100,000円までの加算有り

インビザラインについてのご注意

マウスピースの材料は厚生労働省の認可を得たものですが、インビザラインは完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
標準治療枚数
50枚程度
標準通院回数
10〜15回程度
リスク・副作用
治療中に歯肉退縮と言う歯茎が下がり歯の根が一部露出することがあります。
矯正治療中に歯根が短くなることや歯の神経が失活する事があります。
食いしばりや強い歯ぎしりがあるとマウスピース自体が破損する場合があります。
矯正治療中は頭痛、首・肩のこり、倦怠感、吐き気など不定愁訴が起こる。
開口障害・頭痛・耳鳴り・筋の硬直等を生じる事があります。
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お子様のマウスピース矯正 | 公開日: 2024/11/08 | 更新日: 2024/11/08 | by 枚方くずはアップル歯科

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